この記事を読むと、強みとはどんな意味で、生活の中にどう生かしていけばよいのかが、わかりますよ。
「自分のいいところが見つけられない!」と感じている方も、きっと、自分の強みを見つけられるはずです。みんなで、自分の強みを探しましょう。
強みと得意の違い
「得意なことは、何ですか?」と問われて、即答できる方はどれくらいるでしょうか。
「得意」というと、広辞苑では、「自分の思い通りになって、満足していること」、「誇らしげなこと、そのさま」、「もっとも手なれていて自信があり、じょうずであること、そのさま」とあります。一般的なニュアンスとしては、「よくできること」「自信があること」になるでしょうか。プラスのことばかりです。
このようにとらえると、「あまりないなー」、「人に言うほどでもないなー」という方も多いと思います。
しかし、「強み」は違います。
「強み」は、プラスのことだけでなく、マイナスのことも含まれます。たとえば、子どもの場合を例に挙げてみます。
持久走記録会を想像してみてください。走るのが速い子どもは、もちろん、そのことが強みです。では、走るのが遅い子はどうでしょうか。遅いけれども、自分の立てた目標に向かって、毎回練習に参加していました。このトライする心もその子の強みなんです。
給食の場面です。苦手なピーマンが出ました。ほんのひとかけ、口にしました。小さなトライですが、大きな強みです。
「強み」とは、その人の苦手なことでも、どう対処しているかで、苦手が「強み」に変身します❣また、見方を変えることでも、マイナスと思えることが、「強み」になります❣
「自分ウェビング」を書いてみよう❣
自分の強みに気づくためには、自分ウェビングを書くとわかりやすいですよ。
ウェビングとは、考えを可視化することです。そう、見える化ですね。自分ウェビングを書いて、新しい自分、気づいてなかった自分を見つけましょう❣
簡単な自分ウェビングは、下記のようなものです。
自分ウェビングは、自分を中心に、好きなこと、得意なこと、苦手なこと、したいこと(やってみたいこと)を書きます。次に、その書いたことから、連想されることや実際に自分が取り組んでいることを書いていきます。
すると、「あっ!わたし、けっこう、うまくやっているかも」ということが見えてきます。
たとえば、自分の場合、苦手なことは泳ぐときの「息継ぎ」でした。子どものころ、体育のときは、プールの時間は楽しくなかったのを覚えています。でも、大人になった今は、シュノーケルを使っているので、泳ぐことが楽になり好きになりました。趣味が、シュノーケリングになり、人生が充実しました。
自分発見のために、みなさんも、手書きでさあーっと、自分ウェビングを書いてみませんか。
自分の場合は…
見方を変えることも、マイナスと思えることが強みに変身します。
たとえば、自分の場合、プロフィールにあるように、ストレートに教師になったわけではありません。大学を卒業して、すぐ先生になった方に比べると経験年数は少なくなってしまいます。頭の回転も遅いかもしれません。しかし、自分は以下のように考えました。遠回りはしたけれど、社会人として、今まで経験させていただいたいろいろな立場から、物事を見ることができると思いました。実際に仕事を進める中で、この遅いスタートは、自分の中で強みになりました。物事を柔軟にとらえ、考えることができたからです。それが自分の強みになりました。
みなさんにも、自分にしかないものがあると思います。もしかしたら、家族や友達が知っているかもしれませんね。ちょっと、見方を変えるだけで、自分の周りの世界は変わっていきます。
まとめ
いかがでしたか。「強み」は得意と違い、自分にとってマイナスと思われる一面も入ることが、おわかりいただけたでしょうか。見方を変えるためには、下記のタグにある「リフレーミング」の記事も参考になりますので、ご覧になってください。
さて、次回は、「学力って、どんな力?」についてお伝えしたいと思います。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。ことゆゆでした。