この記事を読むと、睡眠中の夢の意外な役割がわかりますよ。人生の3分の1は、睡眠で使われます。寝ている時間は夢を見ていても、心身のメンテナンスが進む大切な時間です。誰もが見る夢ですが、睡眠中の夢について気になったトピック3つをお伝えしたいと思います。年末年始の休日には、ぜひ、素敵な夢を見てください。内容は下記の目次をご覧ください。
夢は一晩でいくつ見る⁇
人は眠りに落ちて、断片的な夢を見ます。それを、1つ1つ数えると、おおよそ5~6つの夢を見ているそうです。また、5分の夢は、5分寝ている間に見ているそうです。リアルタイムですね。実際に、その人が覚えている夢は、ほとんどが起きる直前に見た夢です。人は、眠って夢を5つも6つも見ているなんて、すごいですね。全部覚えていたら、物語の1つも書けそうです。では、なぜ、忘れるのでしょうか。
それは、多くの人にとって夢の内容の80%が日常的で平凡だからです。職場で仕事をしていたり、友達と話していたり、犬の散歩をしていたり、などです。これらのことについては、カリフォルニア大学のウィリアム・ダンホフ教授の研究結果から分かりました。現在、心理学と社会学を専攻する教授ですが、夢の内容についても研究しました。(wikipediaより)
逆に考えると、平凡ではない強烈な印象の夢は覚えているのかもしれませんね。
ホラー映画を見た日は、怖くて眠れない!!
怖いときや不安なときは、なかなか眠れないですよね。でも、これは、生物として理にかなっています。ヒトの祖先は、危険が身に迫っているとき、防御態勢になって、ぐっすりとは寝ていなかったはずです。
実は、人は寝ることによって、記憶の定着や記憶の整理整頓をしています。物事の手順や内容、やり方等を学んだあとは、寝ることによって、その知識や技術が定着するということです。逆に、眠れないということは、本能的に、嫌な記憶や不快な記憶を定着させないようにしているとも考えられます。
だから、怖いときや不安なときは、急いで寝ようとせずに、好きな音楽を聴いたり、おもしろい動画を見たりして過ごすのも1つの方法です。そんな時間を過ごして、いつの間にか寝てしまったというのが理想的でしょうか。
また、人は寝て夢を見ることで、問題解決能力が向上するという研究結果もあります。夢は、論理的思考ではなく、水平思考と言われています。水平思考とは、様々な視点から物事をとらえることで、既成の思考にとらわれない斬新な発想を生み出しやすい思考です。
だから、解決したいことや悩みを寝る前に書き出して寝ると、もしかしたら、解決のヒントが夢からもらえるかもしれません。もちろん、深刻な悩みは、リスクが大きいのでお勧めしません。大きな不安があるときは、誰かに相談したり、病院を受診したりしてくださいね。
見たい夢は見られる⁇
明晰夢という言葉をご存じですか?
明晰夢とは、自覚している夢のことです。夢を見ていて、夢とわかっている夢ですね。明晰夢の研究は、カリフォルニア、スタンフォード大学でスティーブン・ラバージという人が進めました。明晰夢を見る方法は、
・日中に10回程度、時計を見る。夢の中では、時計が日中とは違うから、夢と気づくことができる。
・5分ほど横になり、自分が見たい夢をできるだけ具体的に想像する。
・枕元に鉛筆と紙を用意する。布団に入ったら、これから夢を見ること、起きたら夢の内容を書き出すことを自分に言い聞かせる。
また、夢の中で試すこととして
・鏡を見る。(夢の中では、あいまいな影しか映らない)
・灯りを消す。(夢の中では、明るさは変わらない)
・時計の文字盤を見る。
・空中に浮かんでみる。
ちなみに、明晰夢を見られる人は、成人の約50パーセントと言われています。
どんな初夢を見たいか決まっている方は、上記のうち、できそうな方法で試してみるのもいいかもしれませんね。自分は、何度かトライしました。しかし、「おやすみ3秒(横になって、すぐ眠ってしまうこと)」のため、夢の内容を考え終わらないうちに寝てしまっています⁉
まとめ
いかがでしたか。寝ることで、記憶が定着することは知っていました。しかし、問題解決には、夢が重要な役割を果たしていたことは初めて知りました。また、不安で眠れないことに意味があると知ると、対策が立てられそうですね。年末年始は、みなさんが素敵な夢を見られることを祈っております。
さて、次回は今年最後の記事になります。4月から始めた記事の中で「ちくちく言葉とふわふわ言葉」の記事がたくさん読んでいただけたようでした。ありがとうございます。そこで、最後の記事は「イライラしたときの気分転換」について、小学校の教科書にも載ってる方法をお伝えしたいと思います。
それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。メリークリスマス❣ことゆゆでした。