この記事を読むと、リフレーミングがどんなことかわかりますよ。リフレーミングすることで、自分も相手も楽な気持ちになれます。相手へのイライラもスルーできるかもしれませんね。
リフレーミングとは…
リフレーミングとは、「フレーム」が「物事の枠組み」という意味なので、「見方をかえる」ということです。絵を飾るとき、フレーム(枠)がかわると見え方や印象がかわりますよね。それと同じで、自分たちの話し言葉も、見方をかえるだけで、話す言葉がかわり、自分や相手へ届く感じ方がかわります。自分から発する言葉は、せっかくなら「自分も相手も楽になる言葉」の方がいいですよね。
たとえば、こんな感じです!
A…いつもの言い方 B…リフレーミングしてる言い方
・ぼーっとしてる人に
A「なにぼーっとしてるの!」→B「じっくり考えているんだね」
・落ち着きがない人に
A「もっと静かにできないの!」→B「すごく元気だね」
・休日ゴロゴロしている人に
A「なにゴロゴロしてるの!」→B「ゆっくり休んでいるんだね」
前述のように、リフレーミングはポジティブな肯定的な言葉で相手に伝えます。
しかし、イラストを見ると、「えっ!Bのようには言えないなー」と思うかもしれません。しかし、Aのようにズバッと言われると、言われた相手は自分でもわかっているけれどその状態なので、イラっとするかさらに落ち込むかです。そこから、次のポジティブな会話は生まれません。Bのように言われれば「なかなか課題が進まないんだ」「えっ、そう?なんだか体が動いちゃうんだ」「あっ、掃除してたの?ちょっと疲れてて、もう少しだけゆっくりさせて」と言葉が返ってきて、本音が聞けるかもしれません。すると、次の会話が生まれ、お互いの行動がかわっていきます。
リフレーミングの言葉 例10こ
・あきっぽい→いろいろなことに興味がある
・いいかげん、ルーズ→おおらか
・えらそうな→物知り、自信がある
・おしゃべり→陽気
・行き当たりばったり→機転が利く
・落ち着きがない→活動的、元気
・思ったことをすぐ話す→気づきがある
・おくびょう、行動が遅い→慎重
・引っ込み思案→まじめ
・負けず嫌い→向上心がある
以上、10の例をあげてみました。他にもいろいろありますよ。自分でリフレーミングを考えるのも楽しいものです。フレームは多種多様。1つのフレームや見方にこだわらないことが大切です❣
やってみよう リフレーミング❣
自分自身にリフレーミング
ポジティブな肯定的な言葉にすることで、気持ちが楽になります。楽になると、次の行動に変化が出たり、前向きなアイデアが出たりしますよ。
・「わたし、なんだかだらだらしてる」→「わたし、体を休めているんだ」
・「わたしって、のろまだなあ」→「わたしって、慎重なんだ」
・「あれは、わたし的にイライラするな」→「わたし、いろいろ気がついちゃうんだ」
相手にリフレーミング
自分も相手も楽になり、次の行動がよい方向に向かいやすくなります。相手は自分の行動を振り返るきっかけになります。次の会話のやり取りで、必要な助言を自然に伝えられます。
・シーンとしてなかなか意見が出ない話合いや会議で→「みなさん、いろいろとあれこれ考えてらっしゃるんですね」
・のんびり掃除をしている子どもに→「ていねいに取り組んでいるんだね」
・あれもこれもやろうとする人に→「マルチタスクだね」
今、決まっているフレームをかえてみよう❣
人はいろいろな顔をもっています。例えば、すぐ手が出てしまう子どもがいるとします。ほんとうにいつもでしょうか。Aの場面では友達とケンカになっても、Bの場面では友達に「だいじょうぶ?」と言葉をかけているかもしれません。「あの子は、あの人は〇〇だから」と人をいつものフレーム(型)で見ていることがありませんか。別の言葉では「(人に)レッテルをはる」と言います。その人の違う面を見つけ出す1つの方法としても、今回のリフレーミングがお役に立てばと思います。
まとめ
いかがでしたか。リフレーミングすることで、自分も相手も楽になり、次の行動が生まれやすいのがおわかりいただけたでしょうか。かたく考えずに、楽しみながらリフレーミングしてみてください。新しい発見があるかもしれません。
次回は、「気持ちを数字で表すいいこと」について、お伝えします。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。ことゆゆでした。