この記事を読むと、イライラの中身と対処法がわかりますよ。人間ですから、イライラするのはあたりまえ。自分の大事な気持ちの1つイライラ君と上手に付き合っていくために、みなさんの参考になると幸いです。
イライラも大事な気持ちの1つ
人には、喜怒哀楽という気持ちがあります。うれしい気持ちも怒りの気持ちも悲しい気持ちも楽しい気持ちも、みんな自分の大事な気持ちです。他にも気持ちを表現する言葉はありますが、イライラ君やシクシクさんをため込んだり、逆に爆発させたりすると、自分や相手を傷つけてしまうことがあります。だから、イライラ君をはじめとした自分の気持ちと、上手に付き合っていくことが大切です。
イライラ君を押し上げているものは?
イライラ君が自分の心のほとんどを占めているときに、見える自分の姿は、息が早くなり、声が大きくなり、体に力が入り、…というような感じでしょうか。では、見えない心の奥はどうでしょう。見えないから、当然気づいてないのですが、たぶん、不安や心配や悲しみなどが心の奥にあるかもしれません。
たとえば、子どもが約束の時間より遅く帰ったとき、「何してたのよ!」と言ってしまうかもしれません。でも、そのイライラ君を大きくさせたものは、きっと「何かあったのかなあ」という心配な気持ちがそうさせたのではないでしょうか。
だから、イライラ君の下の奥にある自分の気持ちに気づき、上手にアウトプットすることが大切です。
自分の気持ちに気づくには、出来事と気持ちを分けて考えるといいですよ。以前お伝えした「感情の温度計」1~10点で、今のイライラは何点か考えるのも、冷静に自分を見つめられると思います。
イラっときたら…
そうは言っても、やっぱり人間ですから、イライラするのはあたりまえ。イライラ君は、「今の気持ちに気づいて」という自分の心からのサインです。
イライラ君のサインに気づいたら、次の4つの気分転換をしてみましょう。
1 6秒ルール
イラっとしたら、まずは、すぐ行動せずに、6秒じっとしましょう。「いち、に、さん…」と心の中で数えるのもいいですね。6秒過ぎると、マックスのイライラ君がちょっと落ち着いて、冷静になれます。
2 深呼吸
息をゆっくりと「ふー」と口からはいて、ゆっくりと鼻から新鮮な空気を吸いましょう。
3 心の中で落ち着く言葉を言ってみる
さきほどの「いち、に、さん…」や「落ち着いて、落ち着いて」、「イライラ君どうした?」など。イラっときたときに、心の中でつぶやく言葉を考えておくといいですよ。
4 自分の好きなことをする
音楽を聴く、運動をする、おもしろい動画を見る、などなど。人それぞれ、気分転換の方法は違うと思うので、いつもの夢中になってしまうことをやってみましょう。やっているうちに、イライラ君が落ち着くかもしれません。
イライラ君を伝えるときは…
相手に対してのイライラならば、適切に伝えることも必要です。このときに、活躍するのが以前お伝えした「I(アイ)メッセージ」です。「わたしは~思う」です。
前の例の子どもの帰りが遅くなったときも、まず
「心配していたのよ」と伝えます。イライラ君の下にある気持ちを伝えます。そして、「もう少し早いと安心」あるいは、「遅くなるときは、今度は連絡してね」など「願い」を伝えます。すると、お互いに、イライラせずに、会話ができます。
「何してたのよ!」は「(あなたは)何してたのよ!」という「YOU(ユー)メッセージ」になるので、ケンカになってしまいますね。
まとめ
いかがでしたか。イライラ君も大事な気持ち。イライラ君と上手に付き合うためには、イライラ君の奥底にかくれている本当の自分の気持ちに気づくことが大切なことがおわかりいただけたでしょうか。対処法については、人それぞれ。自分に合った対処法でよいと思います。自分は運転中にイラっとくることがあったときは、独り言で気分転換しています(*^^*)
また、子どもと一緒に考えたいときには「徳島県教育委員会のじぶんメンテの動画」が参考になりますよ。
さて、次回は、最近テレビ番組や動画でテーマにされていた「健康と美容につながる口周りの筋肉」についてお伝えします。以前お伝えした「お口の体操」をまた別の角度から語ってみたいと思います。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。ことゆゆでした。