考えを見える化してスッキリ!フローチャートの活用

プログラミング(アンプラグド)?

この記事を読むと、実は、誰でも生活の中でプログラミング的思考最初の段階)をやっているんだなあということがわかりますよ。フローチャート(流れ図)は、それらを「見える化(文字や図で示す)」します。子どもは活動の流れがわかりやすくなり、大人は考えを整理できます。

自分はプログラミングの専門家ではありません。初めて仕事でプログラミングに触れたときに(パソコン等を使う前段階)、「あれ、今までやってきたことだ❣」と思いました。(*^^*)

フローチャートとは

フローチャートとは、「フロー」が「流れ」「チャート」が「図」という意味なので、日本語で表現すると「流れ図」でしょうか。下記のようなものです。

人は初めて何かやろうとするとき、「あーして、こーして、もしもAだったら、こうしよう。もしもBだったら、こーしよう」なんて最初に考えないでしょうか。フローチャートはこのような考えの設計図手順書のようなものです。

フローチャートのよいところは、誰もが簡単に表現できる図で、見えない考えを「見える化」してくれるところです。

・順次(次から次へ順を追ってする)

・分岐(条件によっての分かれ道)

・反復(繰り返し)

の3つで成り立っています。

誰でも使っているプログラミング

「プログラミング」というと難しいイメージがありますが、簡単に言うと「コンピュータへの手順書・指示書」です。そう考えると、実は、みなさん、毎日の生活の中で使っています。「自分の手順書」ととらえれば、「毎日の日課(ルーティン)」がそれにあたりませんか。

例えば、一般的な朝の日課は、左のようになります。これが毎日の生活の中では自動化されて、習慣(ルーティン)になっているというわけです。私たちは、たくさんの「自分の手順書」をもっていて、毎日の生活の中でそれらを実行していることになりますね。

朝の活動をフローチャートで「見える化」

ある日のことです。学校での朝の活動をフローチャートで黒板に掲示しました。すると、「あっ!これわかりやすい」と子どもが言いました。すべての子どもではないかもしれませんが、子どもが自分で「見て」「判断して」「行動する」助けになりました❣実際に使ったものとは違いますが、下記のようなフローチャートです。

※上記のフローチャートは、私がメモ的に作成したものです。正式なフローチャートの書き方を知りたい方は「情報活用大学」のHPが参考になりますよ。https://infoliteracy-univ.com/unplugged-1

やってみよう❣ フローチャートで「見える化」

その1 子どもが一定の活動を習慣化できるようにするために

学校では、「朝や帰りの活動」、「授業の流れ」などを以前から、フローチャート的なもので子どもたちに提示しています。最初のうちは、それらの図を見ながら行動していますが、繰り返すことで、「自動化」「習慣化」され、子どもたちだけで行動できるようになります。不思議なことに、子どもたちだけで行動できるようになると、「ここでは~すればいいんじゃない❣」というアイデアが子どもたちから出て、活動がレベルアップしていきます。

その2 子どもがいろいろな結果に対応するために

フローチャートには「ひし形◇」で示す「条件分岐」というものがあります。これがまた、いい感じで使えます。人は先の「見通し」がもてると安心します。先がどうなるかわからないと不安になるんですね。でも、生活の中では、いつもいつも同じ結果にはなりません。そこで、「Aだったら~」「Bだったら~」と事前に子どもに知らせる1つの方法が「条件分岐」なんです。子どもにフローチャートを見せながら、『いつもは~だけど、明日は「Aだったら、~だよ」「Bだったら~だよ」』と伝えます。子どもの年齢や発達段階によって、そのフローチャートに使われる物が、写真だったり、イラストだったり、文字だったりします。「プールに入れるか入れないか」「校外学習に行けるか行けないか」「お出かけできるかできないか」等子どもたちにとっては重大なこと。できないときに、ひどく悲しくなったり、イライラしないために、「条件分岐」は役立ちます。

その3 大人も「見える化」して考えを整理するために

毎日の習慣を少し変えたいとき、不安なことがあるとき、イライラすることがあるとき、それらを文字にして、順を追って書き出していくと、解決の糸口が見える場合があります。「条件分岐」で不安やイライラを「Aは何%」で「Bは何%」と示すのも効果的です。

これからチャレンジしたいこと、やってみたいこともいいですね❣この場合は、結果から書くので、フローチャートの逆さバージョンになりますが、思いや考えを「見える化」することで、夢の実現につなげられればうれしいことです❣

まとめ

いかがでしたか。フローチャートで思いや考えを「見える化」できることがおわかりいただけたでしょうか。そして、誰もが生活の中で「プログラミング的思考」をしていることも。1つの「自分の手順書」を整理したり、重要なことを見つけたり、さらなるアイデアを加えて進化させていくと、その上の「プログラミング的思考」になります。今の世の中、結果や答えは1つではありません。いかに柔軟に対応できるかが鍵です。しなやかに考える1つの方法として「見える化」を役立ててください。

次回は、ポジティブな気持ちになれる「リフレーミング」についてお伝えします。それでは、最後までご覧いただきありがとうございました。ことゆゆでした。

 

 

 

 

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