覚えられない読書から抜け出すー時間帯で考える読書のコツー

学習

本を読んだのに、あまり内容が残っていない。そんな感覚をもったことはないでしょうか。私自身、最近そんなことが増えてきました。

みなさんは、どんな時間に本を手に取っていますか。
通勤電車の中、待ち時間、少し早く着いたときの隙間時間、寝る前など…。
環境や目的によって、読書の時間はさまざまだと思います。

そこで今回は、休日の読書タイムを例に、「覚える読書」と「リラックスの読書」は
1日のどの時間帯に合うのか、脳の働きから整理してみました。

みなさんの読書時間のヒントになればうれしいです。

1 午前は、「理解を深めたい本」

ある休日の朝。

カーテンを開けて、日光を浴び、朝食をとって、散歩やラジオ体操などで、少し体を動かす。

体調のよい日は、こんな始まり方も多いのではないでしょうか。

すると、心も体もすっきりしてきます。このあとの読書タイムは「理解を深めたい本」が向いています。

理由の一つは、朝から昼前にかけて、考えを整理したり、意味づけをしたりする働き(脳の前頭前野)が活発になる時間帯だからです。内容を追いながら「なるほど」と考えやすく、記憶にも残りやすくなります。

勉強や研修などで覚えたい内容を読みたいときは、できるだけ午前の時間に回すと楽になることが多いでしょう。

自分の場合、長い時間読むのは難しいので、文庫本の1節を声に出して読んでいます。大事な部分には、線を引いたり、付箋を付けたりしながら読み進めています。

2 午後は、「読み返して定着させる」

昼食をとったあとは、少しゆったりモードになり眠気を感じることもありますね。

この時間の読書タイムは、「読み返し、内容を定着させる」読み方が向いています。

午後は新しく覚えるよりも、すでに入った情報を結び直す働きがしやすい時間帯です。いわば、「脳に入れる時間」から「頭になじませる時間」へ切り替わります。

脳の中でも記憶を整理する仕組み(海馬と大脳皮質)が働き、「あ、そういうことだったか」と理解につながりやすくなります。

自分は、一度読んだ本の気になる部分を読み返したり、線を引いた箇所を確認したりして過ごしています。

 

 

 

3 夕方は、「力を抜く本(リラックス読書)」

夕方は、リラックスタイムにしたい時間帯ですね。午前中に読書した日も、お出かけをした日も、体の疲れが少しずつ出てきます。

この時間は、力を抜いて読む「軽めの読書」が向いています。

体は少しずつ休む準備に入り、深く考えたり組み立てたりする働き(脳の前頭前野)は、日中より控え目になります。その代わり、気楽に読むことで気持ちを整えやすくなる時間帯です。

雑誌やエッセイなど、「読まなきゃ」ではなく「読みたい」と思える本がお勧めです。

4 寝る前は、「読まないで思い出すだけ」

寝る前は、目を休ませたい時間ですね。部屋の照明を少し落とすと、体は眠る準備を始めます。

この時間は、「新しく読むのではなく、思い出すだけ」の時間が向いています。

体と脳を休めながら「今日読んだこと」、「覚えたこと」を軽く思い出すだけで、内容はゆっくり整理されていきます。眠りにも入りやすくなります。

反対に、明るい光の中で無理に読み続けると、目の疲れや睡眠の質の低下につながることがあります。

自分の場合は、部屋を暗くし、好きな音楽を流しながら「今日、やったこと」や「覚えたこと」を思い出してから、布団に入っています。

5 まとめ

今日の「時間帯で考える読書のコツ」は、いかがでしたでしょうか。

午前は理解を深める読書、
午後は定着させる時間、
夕方は力を抜く読書、
そして寝る前は、思い出すだけの時間。

一日の流れに合わせて読書の役割を変えると、無理なく続けることができます。

多少の時間の違いはあっても大丈夫です。
ご自分の生活に合う形で、心地よい読書の時間を見つけていただけたら嬉しいです。

それでは、最後までご覧いただき、ありがとうございました。

次回は「自律神経の3つの働き」についてお伝えします。3月は1年間のまとめの時期です。そして、新しい出発の4月を迎えます。期待と不安の入り混じるこの時期は、自律神経について知って、自分の体に意識を向けることで、楽に過ごせるようになりますよ。

 

 

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